仕事をしていると今の仕事が本当に自分に合っているものなのかどうか。不安になることも多いでしょう。
でも自分に合った仕事が世の中に本当にあるのか、あるならどういった分野で活躍できるのかが分からないと仕事を変えようとも思えません。
そこで、自分に合った仕事を探すために世の中にある仕事を調べ、分析する必要があります。
今回は、中でも仕事を調べる際に、意外と混同されがちな「業種と職種の違い」について解説します。
もしこれから自分に合った仕事を探して、給料を上げていきたいと考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。
転職で失敗しないために押さえておきたい業種と職種の基礎知識
求人サイトを眺めていると頻繁に出てくる「業種」と「職種」という概念。
具体的にこれらはどう違うのでしょうか?
定義としては、以下の違いがあります。
- 業種:ビジネスの領域・分野のこと
- 職種:業界内で割り当てられた個人の役割のこと
スポーツとかに例えると、業種は野球・サッカー・バスケといった競技種目であり、職種はそれらスポーツのピッチャー・フォワード・センターといったポジションと思えば分かりやすいかもしれません。
これを理解することで、どういった分野・役割で今後自分自身が活躍していきたいのか。生き方を明確にイメージでき、自分に合った仕事を見つける道しるべになります。
業種と職種の違いから自分に合った仕事を見つける方法
では業種と職種の違いを理解して、どのように仕事を探せば良いのでしょうか?
結論、自分の強みが活かせるフィールドかどうかを業種・職種と照らし合わせて考えてみましょう。
スポーツで例えると、業種を軸に考えるならば「球技 or 球技以外」「球を使った競技なら、脚力 or 腕力どちらに自信があるのか?」といったところから決めていきます。
仮に球技で脚力に自信があるとしましょう。すると足を使って走ることで活躍するスポーツと考えるので、常に走り回っている「サッカー」や「バスケ」とかが候補として挙がるかもしれません。野球ももちろん走塁とかで走るものの、常に走っているわけではないので一旦除外します。
これで候補としてはざっくり2つ残ったとします。
次に職種として、どういう立ち回りで戦っていきたいかを考えます。「シュートを打つ人」「点が取れるようメンバーをサポートする人」「点を取らせないよう立ち回る人」など。己の力で相手を圧倒する「肉体派」自分の頭脳を活かしてメンバーを勝たせる「頭脳派」のように、自分の能力をどう活かしていきたいかで選びます。
仮に「肉体派」で「シュートを打つ人」として戦っていきたいと選んだとします。
最後にどういう試合・戦い方・ルールで戦いたいかを決めます。
例えば5人対5人の少数精鋭でやりたいのか、11人対11人の大人数でやりたいのか。短時間でスピーディーに試合を進めたいのか、長時間のスタミナ勝負で試合を進めたいのかなど。
試合方式を決めます。
仮に「短時間でスピーディーに試合を進めたい」となるならば、試合時間の長さで「バスケ」となります。
これで条件が出揃いました。まとめると以下の通り。
- 球技種目に自信がある
- 脚力に自信がある
- 肉体派
- シュートを打つことをメインに戦っていきたい
- 短時間でスピーディーに試合を進めたい
上記から「バスケ」で「シュートを打てるオフェンス」をメインにやりたいといった感じになり、求人を探す際はこの条件に当てはまる内容を探します。
このように、業種や職種を「自分の能力」×「やりたいこと」×「戦う環境」といった掛け合わせで決めていくことで、自分に合った仕事を見つけることができます。
もし決め方が分からないというのであれば、上記のやり方を参考に自分に合った仕事を探してみてください。
業種や職種選びで迷ったら専門家へ相談してみよう!
業種や職種の選び方は分かったけど、自分で調べても種類が多すぎて決めきれないという方もいるでしょう。
その場合は、同僚に相談してみてください。
もし周りに同じ仕事を長くやっている人がいれば、きっとあなたが欲しい情報を手に入れることができるでしょう。
でもずっと同じ職場にいて、そういった経験がある人が周りにいないという職場もあるかもしれません。
その場合は、転職の専門家である転職エージェントに相談することがオススメです。
相談自体はいつでも無料。今すぐ転職する気はないし、相談もちょっとな…っていう方でも登録しておくだけで、自分の経歴や経験に合った仕事を定期的に配信してくれます。
今のままではダメな気がするけど、自分一人ではちょっと不安という方は、ぜひ一度専門家へ相談してみてください。
おわりに
今回は「業種と職種の違い」について解説しました。
もしこれから転職活動をしていきたいと考えている方は、ぜひ転職の基礎知識として覚えておきましょう。