【業界研究】建設業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

【業界研究】建設業界とは?転職するなら知っておきたい業界の全体像と仕事内容について解説【2024年版】

転職活動は、自分の叶えたいことを達成するために行うもの。

とはいえ、仕事のことを知らなければ、自分のやりたいこととそもそもマッチしているかどうかは分かりません。

そこで、事前準備に欠かせないものの一つに業界研究があります。

とはいえ、自分一人で調べていては時間がかかってしまうというもの。

そこで、今回は建設業界をテーマに「業界の全体像と仕事内容」について解説します。

建設業界ってどういう仕事があるのか、正直気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

建設業界の業界構造について

建設業界の業界構造について

構造としては、以下の通り。

建設業界の業界構造

▼役割の概要
・土地の所有権を持つ「土地保有者」
・建築のための資金を提供する「施主」※土地保有者と同一の場合もあり
・元請けとして建設責任を担う「ゼネコン」
・ゼネコンから設備関連の工事を請け負う「サブコン」
・各分野の専門工事を担う「専門工事会社」

建設業界が抱える課題とは?

建設業界が抱える課題とは?

現状抱えている課題としては、大きく分けて3つ。

  • 人手不足
  • 資材価格の高騰
  • 時間外労働の常態化

1.人手不足

少子高齢化が進んだことで、現場で働く従業員は定年を迎え、新規事業者も減り続けているため、労働者の不足は深刻な問題となっています。

実際、2023年3月に国土交通省より公表された「建設業就業者の現状」によると、2022年時点で479万人となっており、30年前のピーク時より約200万人も就業人口が減少。

建設業就業者の年齢も高齢化しており、就業人口のうちの4人に1人が65歳以上とのこと。

さらに、10年後には現在の人材の大半が引退するという見通しもあります。

なので、建設業界では後継者人材の確保が急務となっています。

2.資材価格の高騰

2021年のウクライナ情勢の悪化に伴い、原材料価格の高騰やエネルギーコストの増大が目立ちました。

実際、2023年3月に国土交通省より公表された「建設業就業者の現状」によると、生コンクリートの値上がりが顕著で、2022年4月時点で147,500円/10㎡だったものが、翌年4月には178,500円/10㎡に価格が膨れ上がってしまっています。

このように、資材価格の高騰により、建設資材の入手が困難を極めています。

3.時間外労働の常態化

人手不足の問題もある中で、業務時間の長期化の問題も無視できません。

実際、2023年3月に国土交通省より公表された「建設業就業者の現状」によると、2018年を境に全産業で実労働時間の見直しがあったものの、2021年時点でも他の産業に比べて、建設業では90時間も実労働時間が長いとのこと。

なので、今後は従業員の業務時間を減らしていきながら、限られた時間の中で業務を遂行することが求められます。

建設業界で働く方ってどんな人?建設業関係の職種3選

建設業界で働く方ってどんな人?建設業関係の職種3選

では実際どういう仕事が建設業界ではあるのでしょうか。今回は、建設業関係の仕事を3つご紹介します。

1.施工管理

当初の計画通りに工事が進行し、安全で品質の高い建物を完成させる責任を持った管理者業務のこと。

具体的には、工事のスケジュールの延期・工事予算の超過・工事中の怪我や事故といった不祥事を未然に防ぎつつ、現場の人間と連携してプロジェクトを完遂まで導きます。

混同されがちな現場監督は、工事現場の作業員への指示出しや進捗管理がメインなのに対し、施工管理では工事の予算・スケジュール・品質・安全面といった工事全般への責任を持つ仕事となります。

2.維持管理

建物や設備が劣化しないよう定期的に点検やメンテナンスする仕事のこと。

具体的には、建築の設備自体の定期検査はもちろん、災害時に必要な消防用設備・防火設備・電気・空調設備など。

緊急時のトラブルでも、機器が使えるよう不備がないかを確認・調整します。

3.安全管理

工程・原価・品質管理に並ぶ「施行管理業務」の一つ。

具体的には、建設現場での怪我や事故を防ぐため、機材点検・工法のチェック・転倒予防といった工事現場の安全管理はもちろん、従業員の健康管理・安全衛生の教育など。

工事現場での危険に繋がるもの全てに目を光らせる重要な役割を担っています。

おわりに

今回のまとめ

今回は「建設業界に関する業界の全体像と仕事内容」について解説しました。

もし建設業界に関心を持った方は、ぜひ求人へ応募してみてください。

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