前職より待遇が良い職場を求めて行う転職活動では、誰しも年収アップは叶えたいというもの。
しかしいざ面接で「給料は、いくら欲しい？」と聞かれると、答え方に詰まってしまう方も多いはず。
そこで今回は「給料は、いくら欲しい？」と聞かれた時の正しい答え方について解説します。
「給料はアップしたいけど、答え方に自信がない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
企業が求職者に給料を尋ねる理由
理由は大きく分けて2つ。
- 採用予算にハマる人材かどうか？
- 自身の市場価値を正しく理解しているかどうか？
とくに、今まで経験してきたことが同じ業界・市場で見たときにどれくらいの位置付けの活躍かどうか、自身の経験を客観的に評価できているかを確認する手段として質問されます。
したがって希望の金額を提示する際は、前職の経験を踏まえて提案する必要があります。
※自身の経験を客観的に評価するには「自己分析」は不可欠です。もし自己分析をまだやっていないという方は、下記の記事を参考に自分の価値を測りましょう。
「給料は、いくら欲しい？」と言われた時の答え方
最低希望金額と希望金額の2つを伝えるようにしましょう。
具体的な伝え方の例は、以下の通り。
Q.給料はいくらくらいを希望されますか？
A.最低だと○○万円くらい。希望金額だと○○万円でお願いしたいです。
ポイントは、聞かれたことだけを端的にまず伝えているというところ。
面接というと根拠や理由など、何かと詳細に情報を伝えようとしてしまいがち。しかし対面の会話は何よりテンポが重要です。
したがって希望金額を尋ねられた場合は、まずは端的に金額だけ伝えてみましょう。
「なぜこの給料を希望するのか？」に対する回答例
具体例は、以下の通り。
Q.この給料を希望する理由とかってございますか？
A.理由は2点あります。
・競合他社様で内定を頂いている金額が○○万円前後であること。
・歩んできた経験と実績をもとに求人を探していたところ、似た経験を持つ人材を最低○○万円で募集していたため。過去の○○の職場で培った知見を活かし、御社の○○という部分で貢献できると思ったから。
このような理由から、給料は○○を希望します。
ポイントは以下の2つ。
- 類似する求人と比較したとき、自身の提示金額が高望みになっていないかという点
- 今までの経験で貢献できる部分をアピールできているかという点
とくに前職より高い給料を提示する場合、希望があまりにも高すぎると、自身の成果を過大評価する「自信過剰で使いづらい人」という悪い印象を与えかねません。
したがって希望給料は、前職と競合他社の価格を比べて一定の根拠を示しながら伝えるようにしましょう。
おわりに
今回は「給料いくら欲しい？」と聞かれた時の正しい答え方について解説しました。
面接で給料の答え方に悩むという方は、ぜひ参考にしてみてください。
