ChatGPTやClaudeといったAIツールの進化が急速に行われている昨今。
「運用保守ばかりで、自分の今後のキャリアが心配…」
「AIの進化についていける自信がない…」
こういった不安を抱えていませんか?
そこで今回はコードを書かずとも現場経験を活かせる仕事や、
技術に頼らないキャリアの築き方についてご紹介します。
「最新技術をキャッチアップし続けることに疲れた…」
「最近、コードを書くだけのキャリアに限界を感じている…」
そこのアナタ!今のあなただからこそ選べる仕事が、必ずあります。
運用保守ばかりでキャリアの停滞を感じる…ITエンジニアが抱えるリアルな苦悩
「日々の業務は障害対応と問い合わせ対応ばかり。スキルが身についている気がしない」
そんな不安を抱えるITエンジニアは多いのではないでしょうか。
実際、開発の現場では、決められた手順に沿って対応する業務が中心になりがちで、
設計や要件定義などの「上流工程」に関わる機会が少ないのもまた事実。
「自分がいなくても業務は回る」
「このままでは市場価値が上がらない」
──こうした将来への漠然とした不安が、
日々の業務のマンネリ化に拍車をかけているのは言うまでもありません。
とはいえ「何をすればいいのか分からない」「転職しても通用しないのでは…」という不安から、
なかなかその一歩を踏み出せずにいるという方も多いはず。
もうコードは書かなくていい…ITエンジニア経験を活かせる仕事3選
「開発経験が浅い」
「コードを書くのが得意ではない」
それでも、ITエンジニアとしての経験は確実に武器になります。
なぜなら「ITの現場を知っている」という事実そのものが、強みになるからです。
実際、Zenken様が2023年7月に全国のITエンジニアを対象に行った調査によると、
「IT人材の不足を実感しているか」という問いに対し、200件中その約64%が「はい」と回答。
またIT人材が不足している理由についても、
52.3%が「必要なスキルを持っている人が社内で見当たらないから」としている。
この結果からも、ITの現場を理解している人材が求められています。
そこで、コードを書かずとも活躍できる3つの職種についてもご紹介します。
1.社内SE
自社の情報システムやIT環境の整備・改善を担うポジション。
運用保守で培った知見や現場の課題を見分ける感覚を活かせます。
ベンダーコントロールやトラブル対応など、業務範囲も広く、
調整力・改善提案力が常に求められるため、
現場感覚を持ったエンジニアにとっては転職しやすい職種の一つです。
2.プリセールス
プリセールスは、営業と技術の橋渡し役。
製品やサービスを提案する際、
技術的な説明や導入イメージを顧客に伝えるのがミッションです。
例えば、案件の受発注を決める際、製品やサービスを導入して、
どういうことができるのか。
導入するとどのような問題を解決できるのか。
営業が答えづらい製品に関する質問を受けたり、
どういったことが実現できるのかを技術者の目線から
回答していきます。
なので開発経験が豊富でなくても、
IT知識やコミュニケーション能力に自信があれば十分活躍できます。
人と話すことが苦手でなければ、キャリアチェンジ先として有望です。
3.プロダクトマネージャー
プロダクトの企画・設計から要件定義・進行管理までを担う役割。
現場経験があることで「どんな仕様が現実的か」「どこでつまずくか」が分かるため、
開発チームとの橋渡し役として重宝されます。
ビジネスの上流から技術力を活かしたいという方にとって、
エンジニアからプロダクトマネージャーへの転向は
近年注目されているルートのひとつです。
AIに仕事を置き換えられる不安があるなら動くべき
「自分のやっていること、AIで代替できるんじゃないか?」
ChatGPTをはじめとした生成AIやローコード・ノーコードツールの登場により、
こうした不安を感じるITエンジニアは年々増え続けています。
技術の進化は歓迎すべき一方で、自分の市場価値に対する危機感が高まっているのも事実。
だからこそ今、あなたにしかできない「価値」を武器に変える必要があります。
単なる作業者ではなく「ITの全体像がわかる人」「技術と業務をつなぐ人」へとポジションを移すことで、
AIに置き換えられにくいキャリアが実現できます。
将来の選択肢を広げる意味でも、今のままでいいのか悩んでいるなら、
ひとりで抱え込まず、まずはプロに相談してみてください。
「技術力に自信がなくても大丈夫」現場を知っているからこそ活かせる仕事は確実にある
「でも設計経験はないし…」
「フレームワークも使いこなせないから…」
そんな風に、自分のスキルに自信を持てない方もいるかもしれません。
でも実は、求められているのは完璧な「技術力」ではありません。
- 障害対応で冷静に判断できた経験
- 顧客とのやり取りを通じて培った調整力
- システムの使われ方を現場レベルで理解している力
こうした実務を知っていること自体が、大きな価値になります。
未経験OKのポジションも増えている今こそ、
視野を広げて自分の価値を再認識するタイミングです。
転職市場では「コードを書ける人」だけでなく
「ITを理解している人」の需要が確実に高まっています。
なのでもし今後のキャリアに迷っているなら、
一歩踏み出してみてください。
現場を知っているあなたにしかできない仕事は、必ずあります。