【面接対策】「マネジメント経験はありますか？」に対する正しい答え方

「マネジメント経験はありますか？」と尋ねられたものの、どう回答すれば良いか分からないという方も多いはず。

そこで、今回は「マネジメント経験はありますか？」に対する正しい答え方について解説します。

もし答え方に悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

「マネジメント経験はありますか？」と尋ねる理由

プロジェクトの取りまとめや後輩の育成能力があるかどうかを確認するために聞かれます。

具体的には、同じチームメンバーの育成・プロジェクトのタスク管理・社員の採用経験など。

組織の一員として、自分以外の第三者を戦力化させてきたかどうかを確認します。

というのも、組織を成長させ売上を上げていくためには、有能なリーダーを輩出していかなければならないからです。

実際、株式会社マイナビが実施した「中途採用状況調査2023年版（2022年実績）」の「勤務先が中途採用を実施した理由」によると1,400名中578名（41.3%）が「組織の強化・活性化のため」と回答。

	組織の強化・ 活性化のため	年齢など 人員構成の適正化	コア人材の 確保
全体（n = 1,400）	41.3%	38.5%	37.7%
3-50名（n = 267）	36.7%	34.8%	31.5%
51-300名（n = 398）	41.2%	43.2%	39.2%
301-1,000名（n = 312）	42.6%	38.1%	37.2%
1,001名以上（n = 423）	43.3%	36.6%	40.7%

このことからも分かる通り、中途採用では組織の力を底上げできる即戦力人材、つまりマネジメント経験を持つ人材を求めているというわけです。

「マネジメント経験はありますか？」に対する正しい答え方

ここで気を付けるべきポイントとしては「主体的にプロジェクトへ関与してきたということをアピールする」というところ。

組織の力を底上げする人材ということは、前線に立って周りの人間を引っ張ってプロジェクトの成功に貢献してきたことを示さねばなりません。

そこで質問に対しては、以下のように実績を交えて回答しましょう。

Q.マネジメント経験はありますか？

A.はい。主にチームメンバーの取りまとめや育成に関わる分野であれば経験はあります。

具体的には、チームメンバーの抱えるプロジェクトの進捗状況の管理・勤怠状況のチェック・利用予算の見積もりと請求状況の記帳・管理、新人メンバーのOJTなど。

「人」「金」「モノ」が動くインフラ部分の全体管理とチームメンバー3名の後輩育成を3年間ほど担当しました。

中でもチームメンバーに関しては、主に目標の設定と外部のパートナーの管理を担当してもらい、最初の3ヶ月間、私自身が直接アドバイスとフィードバックを毎週2回ずつ繰り返し実施するなどして、後進の育成に力を注いできました。

結果、他のチームと比較したとき、同じ事業部の中でもTOPの成績を3年間更新し続け、口コミによる評判で新たな取引先を開拓するなど。

メンバー一人ひとりが活躍し続けられる環境づくりに広く貢献してきました。

今後は、前職のマネジメント経験を活かして、後進の育成や戦力化だけでなく、新人の採用・管理にまで力を入れていきたいと考えています。

このように、自分がサポートに徹することで「どういう結果を作れたのか？」というところを意識してまとめてみてください。

マネジメント経験がなくても面接を乗り切るための答え方

でも「マネジメント経験なんてないんだけど…」って方も多いはず。

その場合は、マネジメント経験に代わる内容として「自らが主体的に携わってきたプロジェクト」をアピール材料に回答してみてください。

回答例は、以下の通り。

Q.マネジメント経験はありますか？

A.いいえ。私自身はメンバーとして活躍していたため、直接的なマネジメント経験はありません。

ただメンバーの一員として、新人のOJTを担当したり、目標指標・数値の設定と上長への提案・実務への反映など。

時にはマネージャーのサポートや上長に代わって後進育成を担当。

結果、チームで設定した目標数値を大きく上回り、実績値ベースで120%以上の成績を残すことに成功しました。

今後は、これらの経験を活かして、後進の育成や戦力化のマネジメントにまで力を入れていきたいと考えています。

おわりに

今回は「マネジメント経験はありますか？」に対する正しい答え方について解説しました。

もし答え方が分からず悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。