求人を探していると度々目にする「完全週休2日制」と「週休2日制」の求人。
一見すると違いがないように見えますが、「思っていたのと違かった…」と実情を知らなかったが故に、入社後に思わぬ後悔をしてしまう方も少なくありません。
そこで、今回は「完全週休2日制と週休2日制の違い」について解説します。
もし契約条件で入社を決めかねているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ完全週休2日制で求人を探すべきと言われるのか?
休みを最も効率良く最大限取れるからです。
というのも、交代制によるシフト制や週休2日制と異なり、確実に土日の週2日は休みが取れます。
一方、シフト制や週休2日制だと確実に休みが取れるとは限りません。
なので、完全週休2日制で求人を探すべきだと言われるんですね。
入社するなら知っておきたい!完全週休2日制と週休2日制の違い
取れる休みの曜日も違うのはもちろん、日数や休めるタイミングも異なります。
「シフト制はアルバイトのように時間単位の交代制だから何となく想像つくけど、週休2日制なら2日は休めるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
確かに字面だけ見れば「週に休めるのが2日」と解釈するのが自然です。しかし実は「完全」があるかどうかで大きく意味が変わってきます。
1.休暇に対する概念の違い
「完全週休2日制」では毎週土曜日・日曜日・祝日が固定で休みであるのに対し「週休2日制」では土日ではなく水曜日と金曜日のように平日のうち2日間のみが休みだったりします。
すでにこの時点で分かる通り、「週休2日制」だと祝日の恩恵が受けられません。
なので、カレンダーで休日になっていても休みとは限らないのです。
何より職種によっては「週休2日制」で休みの日が固定されているわけではないため、週によっては、休日の日が変わって生活サイクルが仕事に支配されることも少なくありません。
なので、一定の生活リズムを崩したくないという方や休みのペースは維持したいという場合には適さないというわけです。
2.週休2日=毎週必ず2日休暇があるわけではない
「週休2日制」と聞くと毎週必ず2日休暇があるのだろうと想像しますが、実は違います。
というのも「週休2日制」の定義は、1ヶ月の間に2日休みの週が最低1つはあるという意味だからです。
なので、1ヶ月4週間と仮定すると、月8日が休みになるのではなく、月5日しか休みがない月も発生する可能性があります。
このように、毎週必ず2日休暇があるわけではないので、もし「月8日休みあるなら、別に週休2日制でも問題ない」と考えているなら、求人の探し方から今一度見直してみましょう。
休暇制度の条件が分からないときの対処法
中には「知り合い経由から紹介されている仕事だから、休暇の周期が分からない…」なんてこともあるでしょう。
その場合は、事前に先方へ必ず条件を確認するようにしてください。
もし確認しないまま入社してしまうと「思ったのと違かった…」と思い悩みながら、仕事をし続けることになってしまいます。
後で入社したこと自体を後悔しないためにも、契約条件は質問するようにしましょう。
おわりに
今回は「完全週休2日制と週休2日制の違い」について解説しました。
もし求人探しで悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。